このレポートでは「人がモノを買わない理由、不買の3大要因を、保険や共済の場合」で、ご紹介しています。
人がモノを買わない大きな理由として「不買の3大要因」と言われているものがあります。
・知らないモノは、欲しくない
・分からない(理解できない)モノは、欲しくない
・嫌いなモノは、欲しくない
これを、保険や共済セールスに当てはめて見てみましょう。
●知らないモノは欲しくない
「知らないモノは欲しくない」のですから「知らせなければ入らない」ということになります。当たり前のような話ですが、これが原因の失敗もよくあるのです。こういうケースはいかがでしょう。
Aさんが保険のセールスをしていることを、古くからの親友に話しました。「保険のことで何かあったら相談してね。ご主人の保険を見直すときは私に声を掛けてね」と言っておきました。Aさんは、これで大丈夫、親友はもし保険に入るのなら自分に入ってくれると思いました。親友にしつこくするのも嫌なので、一度話したあとは特に保険のことは話しませんでした。すると、ある日その親友から電話がかかってきて、悪びれない声でこう言われました。
「この間、女性の医療保険っていうのに入ったんだけど、これって通院の時もお金もらえるのかしら。ちょっと見てくれないかしら」と。
「えっ!? 保険に入ったの?」「いつ?」「どこの保険会社?」
結局、その親友は1ヶ月前に、Aさんの会社も扱っているような保険に入ったのでした。
「入るんだったら、どうして私から入ってくれなかったの?」
「えっ? あなたの会社でもやってたの。そう言ってくれればあなたに入ったのに…。あなたは何も言ってくれなかったし、一度も勧めてくれなかったから…」
実は、こういったケースは意外に多いのです。一般の方は保険の素人さんです。勧められて初めて保険を検討します。「きちんと知らせる」ということは、とても重要なポイントなのです。
●分からない(理解できない)モノは欲しくない
次は、「分からない(理解できない)モノは欲しくない」です。
保険や共済の販売の場合はこの要因が特に大きいでしょう。ある保険(共済)を勧めて断られた場合、ほとんどの場合がこの要因だと思います。
私たちが扱っている保険や共済という商品は、とても分かりにくい商品です。その上、それを説明する設計書やパンフレットも、残念ながらこれがまた分かりにくいものです。
自分がこの仕事を始めた頃のことを思い出してみて下さい。この仕事を始める前、保険(共済)についてどのくらい分かっていましたか? 初めて設計書を見た時、そこに何が書いてあるのか分かりましたか? お客さまは、あなたが仕事を始めたばかりの時と同じです。いえ、理解度や関心という面では、本当はもっともっと低いと思って下さい。当然のことです。これから仕事を始めようとしている人は、前向きに理解しようと思いますが、お客さまは、場合によっては、聞きたくもない話を聞かされる立場なのです。分かりにくい商品の説明を、分かりにくい設計書を、積極的に理解しようなどとはしてくれません。
私たちは、この現実をよく踏まえて、セールストークや資料を工夫しなければなりません。
あなたがセールストークを工夫し、ツールを工夫し、一生懸命分かり易く説明した後で、お客さまが「よく分かった。分かったけど僕には必要ないよ。お金もないしね」と言ったとします。そう言われたら「仕方がない」ではなくて、やっぱりまだ分かりにくかったのだと思います。まだ工夫が必要なのだと思います。
こういう場合のお客さまの本音の多くは、「よく分からないけど、もういい。もう聞きたくない」です。百歩譲って、プランについては本当によく分かったとしても、「自分にとっての必要性は分からない。お金を払ってまで手に入れたいと思えない」のですから、本当の意味では「分かっていない」のです。
保険や共済のセールスは、この「分からない(理解できない)モノは欲しくない」をいかにクリアするか、この点にかかっていると思います。
●嫌いなモノは欲しくない
最後の「嫌いなモノは欲しくない」ですが、保険や共済について言えば、商品自体に好き嫌いはあまりないと思っていいと思います。お客さまの中には「養老が好きだ」とか、「保険は嫌いだ」と言うお客さまも時にいますが、そういう方も、よく分かって言っていないことがほとんどです。大体、保険や共済という商品自体がよく分からないのですから、好きも嫌いもないのです。
では、この「嫌いなモノは欲しくない」は気にしなくてよいのかと言いますと、そうではありません。保険や共済のセールスの場合は「嫌いな人からは入りたくない」となります。商品の良し悪しが分かりませんから、担当者の良し悪しで判断されるのです。
他の商品、例えば車の場合、「担当者はA社の方が好きだけど、車自体はB社の方が好きだった。だからB社の車にした」などというケースはよくありますが、保険や共済の場合は、そういうことは滅多にありません。保険や共済の場合は担当者自身が商品でもあると、思った方が良いと思います。
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<著作権・使用権等について>
※著作権は[保険ビジネス研究所]に帰属します。転売、転載はできません。
※個人のご使用に関しては自由ですが、組織的にご使用の場合はご一報下さい。
※ご使用上で生じた損害については一切責任を負いませんのでご了承下さい。
※内容の一部変更加工等については、別途加工料をいただいてお受け致します。
お問い合わせは、info2@hobiken.co.jp
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人がモノを買わない大きな理由として「不買の3大要因」と言われているものがあります。
・知らないモノは、欲しくない
・分からない(理解できない)モノは、欲しくない
・嫌いなモノは、欲しくない
これを、保険や共済セールスに当てはめて見てみましょう。
●知らないモノは欲しくない
「知らないモノは欲しくない」のですから「知らせなければ入らない」ということになります。当たり前のような話ですが、これが原因の失敗もよくあるのです。こういうケースはいかがでしょう。
Aさんが保険のセールスをしていることを、古くからの親友に話しました。「保険のことで何かあったら相談してね。ご主人の保険を見直すときは私に声を掛けてね」と言っておきました。Aさんは、これで大丈夫、親友はもし保険に入るのなら自分に入ってくれると思いました。親友にしつこくするのも嫌なので、一度話したあとは特に保険のことは話しませんでした。すると、ある日その親友から電話がかかってきて、悪びれない声でこう言われました。
「この間、女性の医療保険っていうのに入ったんだけど、これって通院の時もお金もらえるのかしら。ちょっと見てくれないかしら」と。
「えっ!? 保険に入ったの?」「いつ?」「どこの保険会社?」
結局、その親友は1ヶ月前に、Aさんの会社も扱っているような保険に入ったのでした。
「入るんだったら、どうして私から入ってくれなかったの?」
「えっ? あなたの会社でもやってたの。そう言ってくれればあなたに入ったのに…。あなたは何も言ってくれなかったし、一度も勧めてくれなかったから…」
実は、こういったケースは意外に多いのです。一般の方は保険の素人さんです。勧められて初めて保険を検討します。「きちんと知らせる」ということは、とても重要なポイントなのです。
●分からない(理解できない)モノは欲しくない
次は、「分からない(理解できない)モノは欲しくない」です。
保険や共済の販売の場合はこの要因が特に大きいでしょう。ある保険(共済)を勧めて断られた場合、ほとんどの場合がこの要因だと思います。
私たちが扱っている保険や共済という商品は、とても分かりにくい商品です。その上、それを説明する設計書やパンフレットも、残念ながらこれがまた分かりにくいものです。
自分がこの仕事を始めた頃のことを思い出してみて下さい。この仕事を始める前、保険(共済)についてどのくらい分かっていましたか? 初めて設計書を見た時、そこに何が書いてあるのか分かりましたか? お客さまは、あなたが仕事を始めたばかりの時と同じです。いえ、理解度や関心という面では、本当はもっともっと低いと思って下さい。当然のことです。これから仕事を始めようとしている人は、前向きに理解しようと思いますが、お客さまは、場合によっては、聞きたくもない話を聞かされる立場なのです。分かりにくい商品の説明を、分かりにくい設計書を、積極的に理解しようなどとはしてくれません。
私たちは、この現実をよく踏まえて、セールストークや資料を工夫しなければなりません。
あなたがセールストークを工夫し、ツールを工夫し、一生懸命分かり易く説明した後で、お客さまが「よく分かった。分かったけど僕には必要ないよ。お金もないしね」と言ったとします。そう言われたら「仕方がない」ではなくて、やっぱりまだ分かりにくかったのだと思います。まだ工夫が必要なのだと思います。
こういう場合のお客さまの本音の多くは、「よく分からないけど、もういい。もう聞きたくない」です。百歩譲って、プランについては本当によく分かったとしても、「自分にとっての必要性は分からない。お金を払ってまで手に入れたいと思えない」のですから、本当の意味では「分かっていない」のです。
保険や共済のセールスは、この「分からない(理解できない)モノは欲しくない」をいかにクリアするか、この点にかかっていると思います。
●嫌いなモノは欲しくない
最後の「嫌いなモノは欲しくない」ですが、保険や共済について言えば、商品自体に好き嫌いはあまりないと思っていいと思います。お客さまの中には「養老が好きだ」とか、「保険は嫌いだ」と言うお客さまも時にいますが、そういう方も、よく分かって言っていないことがほとんどです。大体、保険や共済という商品自体がよく分からないのですから、好きも嫌いもないのです。
では、この「嫌いなモノは欲しくない」は気にしなくてよいのかと言いますと、そうではありません。保険や共済のセールスの場合は「嫌いな人からは入りたくない」となります。商品の良し悪しが分かりませんから、担当者の良し悪しで判断されるのです。
他の商品、例えば車の場合、「担当者はA社の方が好きだけど、車自体はB社の方が好きだった。だからB社の車にした」などというケースはよくありますが、保険や共済の場合は、そういうことは滅多にありません。保険や共済の場合は担当者自身が商品でもあると、思った方が良いと思います。
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2008.04.03 | 提案力をつける |
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